ドレッドとの出会い

 よくドレッドを始めた理由にレゲエ好きなの?と良く聞かれるけど一概にそうとは言えない、もちろんレゲエは超がつくほど好きだけど、もともとスケートボードに影響を受けてレゲエを聞きだしたから第一の理由はスケボー。そうスケボーの動画はいい音楽を知るのにいいツール。

 よくドレッドのスケーターの動画ばっかり観てて、知らず知らずにスケボーの動きと揺れるドレッドの動きに魅了されてIた。短めのドレッド、長いドレッドどっちも好きだけどどちらかというと短いほう、一番最初に好きになったのはBakerのCyril Jacksonだったな〜。


 後々レゲエを聞き出しドレッドってカッケーみたいになったけど髪の毛伸ばすの大変そうだし黄色い日本人がやったってダサいかな〜って一時は断念。

 でも高校を卒業して大学に落ちたので浪人生活が始まり髪の毛を伸ばす機会が舞い降りてきた、伸ばし途中の半端な感じを人に見せなくて済むのでこの期間がなかったら始めてなかったかも。

 伸ばす、伸ばす、とりあえず伸ばす、鼻にやっと髪がかかる、しかしドレッドにするにはお金が必要!調べたら5万から8万くらい、とりあえずお金を貯めることに、でも頭の中にはまだドレッドにするかの葛藤が...

 レゲエを聞いてるうちにラスタや自然食、自然な生活スタイルに影響を受け始めドレッドはやりたいがパーマをかけるかかけないか迷った。パーマをかける行為が自然志向に逆らってしまうのではないかと..長い間迷いながら色々調べていた、ナチュラルドレッドと調べると毛先が筆のようにちょろっとしたものや、チクチク直毛がほどけたドレッドがとっても不潔に見えて、なんとかかっこよくナチュラルでドレッドができないか調べ、たまに先の丸くなったドレッドがあって、これはパーマなしなんじゃないかとモチベーションをあげていた。

果たして似合うのか、いろんな髪型を合成できるカメラアプリでドレッドの感じを試したり、調べると臭うだ洗えないだ、そして髪の毛はどんどん伸びてった。

 そんな中、ヒッチハイクで福岡まで行く機会があり、たどり着いた町の広場にスケボー持った人とドレッドの人がいて話しかけた、スケボーができる場所を聞くだけのつもりだったが彼らは福岡の人ではなかった、そこでドレッドの人に自分もしてみたい、洗えるのかなど聞くとなんと彼は東京住みでしかも美容師、そして話は進み、帰ったらやってもらえることに!

 後日彼はビール片手に胸ポケットにかぎ針だけを入れて家にやってきた、近くのスーパーでただのブラシとUNOのWAXを買って、それだけで作り上げてくれた。やり方はシンプルだけど時間がかかり最後はソファーで寝てて、目が覚めると目の前に黒い棒がぶら下がり感触は耳たぶのようなプニプニ感、そしてそれが頭に繋がっていて不思議な感覚、まるで新しい体の部位ができたような感覚。表現するなら魔人ブウのピンクの触覚が沢山ある感じ。

 毛先も理想のまんま丸く出来たのでもう悩むこともなく(時間が無かったのでこの日に全ての毛先は丸く出来なかった)、次の日に自分でチクチクと完成させた。この頭で出かけるのが楽しみでした。ついでにかぎ針を使うのはOKだと思っている。

 でもドレッドは手に入れてからが冒険です。街中で睨まれ、変な人に声をかけられ、職質され、手入れにも時間がかかる、まるで修行です。もちろん良いことの方が沢山あって髪の毛かっこいいねと声をかけてもらい写真をとったり、一回で人に覚えてもらえるし、知らない人に一目置かれるので何かと得したりします。(詳しくは他の投稿で)

 そして何よりドレッドは自由の象徴です。自分は自由に生きてるんだと口を開かずに伝えられます、偏見は気にしません、近寄ってくれる人たちと楽しめば良いです。そのうち前者も寄って来ます。

ドレッドを授けてくれたアキオ君、ありがとう。

ONE LOVE  PEACE I & I GIVE THANKS !

Jamo locks

日本人のナチュラルドレッド情報源

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